せっかくの人生だもの。

ワシントンDCから帰国して早2年。大学院で人権、社会、女性問題について勉強してました。帰国後日本でOL中。人生ってなんだろうなぁ〜日々感じたことを書き記して生きたい。

大忙しのアメリカ大国に戻りました。

 

間が空いてしまった、

 

こんにちは。

 

ついこの前まで凍り付く寒さの中、通学していたと思いきや、

最近は21度まで上がったり、梅の花を見かけたり、DCでも春の訪れを少しずつ感じられるようになってきました。

 

 

冬休みを日本でやや1か月チルして過ごして、そしてまた怒涛のアメリカ生活に戻って参りました。

 

まああああ、いろんなことがあったわけでこの2か月ほどで。

 

日本への飛行機をミスし、3日伸びたり、(まあその間にDCで初めて学校の心配をせずに友達と楽しむことができたので◎)

日本の生活はチルだとはいっても、初の鳥刺しで食中毒にかかり死ぬかと思ったり、(生の鶏はもう一生口にしません)

トランプがついにアメリカのトップになり、世界は180度変わったり。

 

 

毎朝起きてニュースをチェックすると、新たなニュースと懸念がタイムラインに埋め尽くされていて、もう朝から何度ため息をつく日々が続いたことか。

 

ストレスで気づいたら歯を食いしばってて歯痛に悩まされたり、家の真ん前での夜のデモで眠れなかったり笑

 

日本から帰ってきて、生活の差が激しいけど、でも日本ってやっぱり平和だな、、、とは言えない。平和だなちゃんちゃんで終わらせられない問題も山積みだし、最近平和の定義がわからない…笑 (考えすぎてしまう癖)

 

 

 

本当にここ数か月大きかったよねぇ

 

 

日本でもたれているアメリカのイメージとは全く違う超資本主義のアメリカの現実を目の当たりにして、さらに政権移行でいろんな人の心のうちを知って、まだ政権が変わってから1か月しかたたないというのに、まーーーだ1か月か!疲れたなー!という感じ。

 

こう考えたら、人生って本当何があるかわからないなぁ

 

一か月でこんなにも世界が変わるのかぁ(しみじみ)

 

暗い話は置いておいて、最近お天気なDCの春直前の学校の景色でも載せて私はまたリーディングに戻ります。笑

 

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天気がいいと、みんな笑顔で外でワイワイしたり座ってお話したり幸せそう♡

 

 

 

ただいま日本

 

 


長旅でした〜

 

 

 束の間の日本生活を楽しんでおります。

 


今回はシカゴ成田伊丹ではなく
トロント羽田伊丹ルートでした

 


いやとっても長かった

 


オールで朝の3時に家を出て
6
時のトロント行きの飛行機に乗り
食事が出たことにも気づかず爆睡

7:30ごろに着きそこから13:40まで待機

 

 


食欲もなく睡眠欲もなく(あっても空港なんかで寝られない)頭も使いたくないので映画も見たくなければ本も読みたくないし、なんもやることないと思ったけど、まぁ友達と連絡とってたらあっというまに過ぎましたね

 

 


トロント探検でもしたかったですけど
寒過ぎて無理

 

 

 

トロントから羽田までの飛行機は大体13時間
今回は、学校疲れが一気に襲ってきてかなり眠れました

日本時間に合わせて睡眠をとったらこころなしか、帰国後ましな気がしないでもない。

 

 

でも羽田ってバスに乗って国内線乗り継ぎしなきゃいけなのですね。

 知らなかった。

 

 

いやしかし、エアカナダましな方だと思ったけど、

羽田伊丹間のANAを経験したらやはり、ANA最高ですね

キレイだし、アナウンスも丁寧で、なんだか離着陸の時に最高にチルな曲が流れるの…

エアカナダ、今回映画も音楽も古いものばかりで、全然楽しくなかった

 

 

そしてやっぱりここは日本が世界一だと思ったのは

トイレ。(これは誰もが口をそろえて言うところだと思いますが)

 

羽田について、貸し切り状態のトイレで綺麗~って口に出してしまうほど。

 

もう比べものにはなりませぬな。

 

ごはんとか飲み物の量は少ないけど。()

 

やはり衛生面は日本が一番。

 

 

 

私がDCの院に通う理由

 

 

ファイナルが終了してカフェで一息ついてブログを書いてます。

 

 

本当に長い長い2週間だった。

 

 

毎朝起きては今日は何の科目をしようかどこまでエッセイを書こうかと考え、図書館にこもって気付けば夜の11時。

 

 

キリのいいところまでと思い結局2時。

そこからウーバーで家に帰りシャワーを浴びて死んだように寝て、また朝が来て、同じ日々の繰り返し。

 

 

 

最近は氷点下で本当に寒くて、

ウーバーの運転手さんと寒いね、なんて話しながら、

降り際には、きっとうまくいくよ、頑張ってね

なんて言葉だけで一日の苦労が報われた気がする日々。

 

 

 

同じ努力をしている大学生とか大学院生に囲まれながら、隣で聞こえる大きなため息を聞いて、「わかるよしんどいよね行き詰るよね」と心の中で彼らに同意して自分を奮起させるような、そんな日々。

 

 

 

が、終わった。

 

 

 

最初のセメスター、辛かったけど、悪くない期間だった。

いやだ勉強したくないって何回も言ったし、たぶん大学院を卒業したら、もうこんな生活には戻りたくないと思うだろうけど、こんなに勉強するのも人生でもうないんだろうなと思ったら、寂しい気もする。(たぶん今だけ)

 


 

 

ウーバーの運転手さんに毎回のように

何を勉強しているの?なんでアメリカの大学院に来ようと思ったの?

って聞かれるんだけど、

 

 

私がまず大学院に行こうと思った理由はいくつかあって

考え始めたのはカナダ留学の後半で、

カナダで、頑張る人達にもみくちゃにされながら勉強する楽しさを知って

日本の大学とは全然違う生徒の熱血さに圧倒されて、

私ももっとこんな風に本気で、しかも夢に向かって頑張る生徒に囲まれながら勉強したい

 

と思ったこと。

 

留学で、ある一定のコースを突破したので、UBCUniversity of British Colombia)の大学への入学許可証をもらって、そこでその特権を使って編入を(割と本気で)考えたんだけど、日本に帰って周りのおとなにきくと、みんなに口をそろえて「日本の4年制大学はしっかり最後まで卒業しなさい」と言われ、じゃあ卒業してから海外大学に行こう、でも、大学4年また通うのは長いしなぁ、2年の大学院でいいや、とそんなノリ。

 

 

私は将来の夢として考えてた国際機関での仕事を得るためにも、大概は修士号(マスター)がいるから、一石二鳥かな、と。

 

 

で、なんでアメリカかと言うと、アメリカはまだまだ人種差別とか大きな人権問題が存在することは知ってたから、実際に差別で苦しんでいる人たちが周りにいるほうが、人権を学ぶ上で良いかなと思い、自分も差別を受ける可能性があるアメリカをわざと選びました。

 

 

人権を学ぶには、人権を学ぶに適したところに身を置こうと。

 

 

んで、なんでDCなんだというと、首都なだけあって国際機関とか世界の大企業の拠点の都市で、ひととのコネクションを作るには最適だから。あちこちに有名人がいて、いろんな人のレクチャーがあらゆるところで開かれてて、勉強のモチベーションを維持するにももってこいだと思ったから。大企業狙いでここにいるわけではないけれど、やっぱり頭のいい人に囲まれると、学べることは多い。

もうすでにDCでしか会えない人にも場所にもたくさん出逢った。

 

 

いつも運転手さんに聞かれて、え、なんで自分ここにいるんだっけ

ってなっちゃうけど、ここにいる理由忘れちゃいかんなあ。

 

 

最後に、今日の夕焼け。

 

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泣いてもがいて、あっというまに過ぎた秋セメ。

 

 

今日で今学期の授業すべてが終わった。

 

最後の最後のクラスでプレゼンがあって、ペイパーに追われるはプレゼンの用意に追われるはで大変です。

しかも本来2人でするプレゼンで、参考文献12個を全部ひとりで読んで、パワーポイントにまとめるのは、かなり絶望的だった。

 

しかもまたそれをプレゼン1週間前とかに始める私もかなりバカ。

 

でも、無事に全部読んで、プレゼンも終了。

 

もとは15分から20分のプレゼンなのに、なんだかディスカッションも入ったりして、結局1時間。

なんかほとんど何を話したのか覚えてない。

 

出来は想像してたのよりもそんなによくなかったけど、ここは自分を褒めておこうと思う。

 

 

 

なんだか早かったなぁ。

あっというまに4か月が過ぎたなあ。

月曜火曜水曜にクラスがあって、週末も予習復習に追われ、気づけばまた月曜日...あ、もう水曜日..そんなこんなで時間の感覚もまともにないまま、過ぎた秋だった。

 

 

火曜の授業は最後まで授業についていけなくて、

昨日もまともにディスカッションができずに終わって、悔しかったしかなり落ち込んだ。

アメリカの歴史とか国際機関の役割を知ったうえでの授業だったから、特に世界史大嫌いで高校の時にすっぽかしてた私にとってはかなり苦だったな。

どう思う?って聞かれてまったく答えられない自分に嫌気がさしたし、アメリカ人のクラスの友達に「発言しないよね」なんて会う度に言われて、(あなたとは状況が違うんだよこっちは)とムカッとしながらも、その自分を特別扱いしてしまう自分にも情けなく感じて、むかついて、2回ぐらい泣いた。

 

トイレで涙ぽろぽろなんて、そんなドラマみたいなこと自分にはないだろうと思ったが、あった。(笑)

 

 

びっくりだよな、こんなに勉強に関してはポジティブで、ぱっぱらぱーで、どうにでもなるさ精神で乗り切ってきてこんなに落ち込むとは。

 

すぐケロッとするけど。(気持ちの切り替えは早い)

 

 

 

 

でも、悔しさがあるから、学ぼうとする気持ちもわくし、

そこで学べば、今まで知らなかったことが出てきて楽しくなる。

学べば学ぶほど、日本の闇を知ったりして辛いときもあるけど、その現実が存在するから、私ももっといい世界、日本をつくる一員になりたいっていうモチベーションにもなる。

 

 

本当にこのループ。

 

 

あ、この虐殺事件よく知らないから調べよう、この単語わからなかったな、って、週末はノートにまとめて、その知識がまた違うクラスで役に立つことも何回もあって、最初あんなにめそめそやっていたのも、最後にはもがきながらも楽しくやれたと思う。学ぶって本当に楽しい。

 

でも、世界には勉強したくてもできない子があふれるほどいるから、学べる機会にも感謝だな。

 

 

早かった。

 

 

そんなことをいって一息ついている場合ではないのだけれども。

私にはまだ、3つのペイパーが残ってる。

プレゼンよりなにより、ペイパー命。

軽く50枚。

 

 

頑張れー自分ー。

 

 

必見映画 「COLONIA」

COLONIAという映画を見ました。やっと。

★★★★★星5つ。

 

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2015年に公開されたエマワトソン主演の実話に基づいた映画。

舞台は、「コロニアディグニダ」-1973年に起きたチリのクーデターにより発足したピノチェト政権、南米最悪と言われる独裁政権時に、実に2万8千人を拷問し、3千人を殺害する場所として使われた極秘拷問施設。

 

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少年への性的虐待の罪でドイツを追われ、南米に根を張ったナチスの残党パウルシェーファーが1961年に設立し、一度足を踏み入れると二度と外には出られないというもの。

 

 

創設者のパウルは1996年以来同コミュニティ内で児童を性的虐待した罪で指名手配され、8年間の逃亡の末、アルゼンチンで逮捕されました。

 

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映画では、エマワトソン演じるレナが、反体制勢力としてとらわれた恋人のダニエルのために命をかけて潜入するというもの。

 

女性が男性のために捨て身で潜入するという設定も魅力的ですが、この軍事クーデターの現実はいくら過去の話だとしても、知っておかなければいけないもの。

必見です。。。!!

 

(そしてエマワトソンが美しすぎる)

 

初!フィラデルフィア!一泊二日旅。

 

おそばせながら、10月末のフィラデルフィアへの旅行について、書いておこうと思います。

フィラデルフィアへ行くのは初めてだったんですが、私の以前留学していた友達から、何もないよと聞いていたので、本当に何もないことを覚悟で行ったんですね。

まあでも、DCにものがありすぎて疲れたので、何もないところでボーっとするのもいいかな、と、そんな気持ちで。

 

 

しかし、フィラデルフィア、なんでもありました。

しかもとっても美しい街!!

 

 

DCからだと大体Greyhoundというバスで4時間半。

(Greyhoundはアメリカでは有名な長距離バス。Amtruckという特急もあるんですが、お高いので安く済ませたい方にはおすすめ、しかも割と快適。コンセントもWIFIもあります。wifiは私の携帯には反応してくれなかったんですけど。泣

ちなみに言うと、運転手さんがとても気さく。まるで新幹線のような丁寧さとジョーク交じりのトークの質がいい。新幹線は盛りすぎましたか。)

  

 

まあ私の場合は大丈夫だったんですけど、greyhoundはお安く簡単に誰でも乗れちゃうので、身の回りのものの管理は一応気をつけておいた方がいいかと。

座席指定でもないので、どんな人が隣に座るかわからないですし。

Amtruckも手荷物検査やらそのような手続き0で乗れちゃうので、ある意味、アメリカ、飛行機以外無防備ですね。

 

 

 

 

 

さて、フィラデルフィア到着。

到着したのがchinatown、東のほうで、一見治安の悪い印象がありましたが

そこから西へ歩いていたら大分と景色が変わり、

その日はお天気にも恵まれ、絶好の日向ぼっこ日和でした。

 

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特急電車などが停まる駅。

30th street station。

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この町の中の雰囲気もDCにはなかなかないものばかりで、新鮮でした。

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フィラデルフィアに行ったら、行ってね!と友人におすすめされたMagic Gardens。

Magic Gardensは、フィラデルフィアを中心に活動するアーティスト、Isaiah Zagar氏を中心に作られたモザイクアートを展開するスペース。

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いらなくなった空き瓶やタイルやありとあらゆる”ガラクタ” が一つの素晴らしいモザイク画を形成しています。

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以前、ミシェル・オバマ夫人も見学に来られたとか。

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 このカップルがまたいい感じに絵になりますね。

 

こちらは、夜のpennsylvania center。

本当に美しかった~~~~~~

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Penn centerの前の広がる夜景といったらもう、、、きらきらして神々しい。

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電車で少しいったところのFishtownという街にある、バー。 

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女性の男性を見る表情、素敵で結構気にいってます、この写真。

 

ここ、実は天井がなくて、大きな空き地を開拓してバーに仕上げたのかなという感じ。

たくさん暖炉がありました。

それでも冬は寒いだろうなあ。

この日は金曜日で、わいわいお酒を飲んで騒ぐ人がたくさん。

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土曜日の朝は近くのカフェで朝食を済ませ、

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ダウンタウンのほうへ。

こんな美しいお馬さんもたくさん。

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Reading marketという市場も有名どころらしく、

そこで食べたフィラデルフィア名物、cheesestake。↓

何が入っているかというと、

パンの中に、大量の肉と大量のチーズ。そのまま。

しかしこれ、かなり、重くて、3分の1で大満足です。

(写真は2分の1)

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色とりどりでかわいいですよね、マーケット。

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↓これはあのロッキーがのぼった階段の上からとった写真。あいにくの曇り空で残念。

みんなここの階段を上ってきて、上でロッキーポーズするんです。 

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こんな感じで。(笑)

 

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さぁあっというまの2日間も、帰路へ。

日本の旗を入れてパシャリ。

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**ここで日本の旗の豆知識**

なんで日本の旗は白に赤い丸なのか。

鎌倉時代から江戸時代末期まで続く武家社会の中で、源氏と平家の戦いがありましたよね。そのときの源氏の旗は、白地に赤の丸、平家の旗は赤字に金の丸というデザインでした。そしてそこで勝ち天下統一をした源氏の旗が、象徴として受け継がれたというとこです。

 

そして赤い丸はというと、古来から農耕民族だった日本人にとって、太陽はかけがえのないものであり、そして日本の元もとの名前が日の本(ひのもと)だったということから、赤い丸が使われているわけです。

 

 

 

 

 

数ある国旗の意味を一つ一つ調べたら楽しいだろうなぁとふと感じた道でした。

 

次はあと二日くらいかけて、田舎の方にもぜひ行ってみたいですね。

 

フィラデルフィア、おすすめです。

 

 

 

大統領選を受けて私が再確認したことvia教授

 

 

ある尊敬する教授の元を訪ねてみた。

両親はどこの人かなんて、そんなよくある差別的質問はわざわざしないけれど、彼女もまた外見だけを見ればマイノリティ。

 

 

アメリカにとんでもない歴史的出来事が起こってから5日。

本当にたくさんの人が彼女に会いにオフィスアワーを利用するらしい。

それくらい彼女の説得力と居心地の良さは格別。

そして、また想像以上にたくさんの人たちが怖い、辛い、不安、支えあいたいという気持ちでいることも事実。

 

私もこの180度変わってしまった(しまうだろう)アメリカにいることの不安と、怒りと、白人至上主義がまた改めて騒ぎ立てられているココに住む一人の非白人のアメリカ人の考えを聞きたくて、彼女の訪問を申し立ててみた。

 

 

 

彼女もまだ不安と怒りでいっぱいの様子だった。

長い年月が経ったような気もするけれど、大統領選からはたったの4、5日。

ああーまだそんなもんなのかあ。

と思う。

この気持ち、いつまで続くんだろう、と。

でもそう思う度に、いつまでもなくなりはしないだろうなあ、とも思う。

 

 

13日、トランプが、もう差別行為はよせと、あるテレビ番組のカメラに向かって言った。

本当にその通り。

だけど、差別行為をよしとする態度を先に見せたのは、彼。

もう大統領になったんだからもう前を向こうよ、なんてキレイごと、私にはただの問題放棄にしか聞こえない。

大統領候補として、言ってきたことと、就任後に行う政策が矛盾してるなんてそんなこと誰でもある。

実際に今、彼は今まで”人”に対して言ってきた侮辱発言を撤回しようとしているけど、口でなんか老若男女問わず、だれでもなんとでも言える。

実際に胸に刺さった発言の数々は、言われた側からすると、下手すれば一生のトラウマ。

 

 

 

 

私は、人権問題を学びにアメリカに来ました。

一年間留学していたカナダと迷ったけれど、この多様性あふれるアメリカで、黒人が卑劣な差別を受け残虐されていた歴史を背景に持つこのアメリカで学ぶほうが、人権を学ぶには適切かもしれないと。

でも正直、今、凄くつらい。

アメリカで同性婚が合法化されたとき、日本にいながらも飛び跳ねて喜んだ。

彼らの人権が認められて、よかったね、って心のそこからホッとして、アメリカ最高だなって思った。

だけど今、LGBTQの人はもちろん、あらゆるマイノリティが危機にさらされている。

人権を勉強していると、本当何が人権だくそったれって、教科書を捨てたくなるくらい、困惑してる。

 

 

 

教授にカナダとアメリカ、どっちが快適?

って聞かれたとき、カナダって答えざるを得なかった。

 

まだアメリカに来て4か月。

アメリカは素晴らしい国だってもちろんわかってるし、もっともっとアメリカを大好きになりたい。だけど、アジア人への目の向けられ方も若干カナダと違うことはうすうすわかっていたし、それがこの大統領選を受けて、アメリカの顔だとわかった。(まあ私がいたところはバンクーバーで、田舎にいるとまた状況は変わったのかもしれないけれれど)

 

今、大学院生として、将来を考えなければならない境地にいて

いろんな人に将来はどこで仕事をするの?って聞かれるけど

本当にわからない。

 

 

教授に、アメリカにいることは挑戦的だけど、カナダにいた自分よりも強くなれるかもしれないって言ったら、

でも別に無理して強くなれる環境に身を置かなくてもいいんじゃない?人生そのものが挑戦なんだから、快適な方を選んだら?

って。

 

本当にその通りだと思った。(笑) 

強くなれる強くなれるって自分にプレッシャーをかけてた気がする。

このご時世、女性も強くならなくちゃいけないんだって。だからこそクリントン氏就任を期待していたのですが。

 

 

彼女は、アメリカの良いところも悪いところも今の恐怖も怒りも、120%私にぶちまけてくれた。

私はこの人権問題から絶対に目を背けない。前に進むことは必要とされていても忘れ去ってなかったことになんか絶対にしない。この大統領選を受けて明らかに加速したと思われる一人ひとりの人権侵害を、無視することなんか絶対にしない。

移民問題にも目を背けない。

私がカナダとアメリカどっちがいいか選べる権利が難民にもあることを絶対に忘れない。

 

 

クラスメイトもまだまだ乗り越えられない様子だけど...

この難題と共にアメリカ生活、頑張ります。