アメリカ大学院で奮闘中

ワシントンDCでの大学院生活記録。人権、社会、女性問題について勉強中。ゆるーり感じたことを書いてます。

テロ事件を受けて感じること

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7月に入り、1日にバングラデシュでテロ、3日にはイラク、4日にはサウジアラビアでもテロがありました。

 

バングラデシュでのテロは首都ダッカにある高級料理店で机を囲んで食事をしていた日本人7名を含む20人が殺害されました。バングラデシュのインフラ整備に貢献する尊い命が奪われて、親日国であるバングラデシュの人々は日本人と同じくらい悲しみに包まれています。

 

今年の9月からJICA一員として働く友達を持つ身としても、また国際協力に尽力したいと思う私からしても、まったく他人事ではなく、憤りと悲しみは増すばかりです。

 

イラクでは、ラマダンのお祝い中にバグダッドで爆弾により200人以上が死亡、サウジアラビアでも4日、国内3か所で自爆攻撃が相次ぎました。

 

イラクのテロで思い出すのは、カナダにいたときにずっと一緒にいたイラク人の友達のこと。母親がイラクには帰ってくるなとずっと彼女に言っていたこと。イラクで内乱が起きるたびに、母親のことを心配に思い涙を流していたこと。

 

 

 

私がこのテロを受けて思うこと、それはメディアのあり方です。

 

チャンネルを回すとバングラデシュのテロ事件。イラクサウジアラビアでのテロについて言及している局は全くないといっても過言ではありません。

イラクサウジアラビアの話をしようとすると、「(バングラデシュ以外)知らなかった」という人がいる。そこで報道の多様性について問うと、「日本人が被害にあったから仕方がないのでは」ですまされる。

 

 

どこか違う気がするのは私だけでしょうか。

 

 

人の命の値は子供から大人まで、どこの国のどんな人でも同じです。

日本人であろうが、アメリカ人であろうが、中国、サウジアラビアイラク、ブラジル、世界中どこのだれでも命の尊さは等しいのです。

 

 

ここで言いたいのは、私がバングラデシュの報道をもうやめたほうがいいとか、殺害された日本人の命よりも中東でのテロに目を向けた方がいいとか、そういう狭い視野での物事ではなく、

前述したように、日本人の中にも(バングラデシュの事件以外に)世界で起きていることを全く知らない人が多くいて、その事実こそが致命的だということ。

世界をよりよいものにするには、もっと世界に知らしめなければいけません。その役割を全うできるのは、この情報発信力に優れた現代のメディアしかないのです。

 

 

中東ではテロが日常茶飯事で起きているから、いちいち取り上げていたらキリがない。のでしょうか。

 

テロの脅威と同じくらい恐ろしい、無知。

メディアのあり方に考えさせられます。

 

 

バングラデシュで亡くなられた日本人の方々には、ご冥福を心からお祈りいたします。