せっかくの人生だもの。

ワシントンDCから帰国して早2年。大学院で人権、社会、女性問題について勉強してました。帰国後日本でOL中。人生ってなんだろうなぁ〜日々感じたことを書き記して生きたい。

過去の出来事はいい意味で振り返ろう

 

 

大学院は容易じゃない。たくさんの勉強量をこなして、アプリケーションを書いてなんといってもとてつもない熱量とやる気があったから、あなたたちはここにいる。

あなたは才能があるからここにいる

それを忘れないでほしい

 

って教授が言った。

 

 

良く自分にも言い聞かせることだけど、

 

常に自分に誇りをもって生きたいと思う。

 

「すごいね」って世の中にあふれる本音か建て前かわからないような言葉にも、どんな時でも、そんなことないよって思ってしまう生き方はしたくない。

 

 

 

例えば、自分の生活の中の少しのことに対して、自分を少し褒めてみたり。

 

自分がちっぽけに思えたときは、

 

みんなが話せない日本語も話せるんだから!とか、アメリカで一人暮らししてるんだから!とか、なんといっても大学院を受けたときの自分の莫大な勉強量と行動力はとてつもなかったんだから!とかカナダのホームステイでセクハラを受けた時に自分一人で冷静に対応したんだから!とか思えば、なんとかなる。

 

 

自分の過去を振り返って、自分頑張ってたじゃん

って思うことって誰にでもあると思う。

 

世界基準じゃなくて自分基準でいい。みんなそれぞれ価値観と経験は違うから。

 

 

電車に乗っているふとした時間とか、ちょっと落ち込んでいるときにそういうことを時々考えてみると、めきめきと元気が湧いて、ふぅと一息、また頑張ろうと思える。

 

 

You are here because you are talented.

 

 

授業中にこの言葉に15分くらい気を取られて上の空だったことは、秘密で。

 

 

アメリカの頑張る新学期女子たち

 

 

新学期も始まって約2週間。新しいクラスにわくわくドキドキしながら学校に通う若い大学生がうじゃうじゃいて、大好きな人間観察が止まらない。

 

学校のスタバの長蛇の列に並んでなんとなくボーっとしていると、4人くらいの(おそらく18歳とかの)女子大生がテーブルを囲んで話していた。

 

一人は胸元ががっつりあいた服にロングヘア化粧ばっちり

もう一人はとにかく印象深いメイク

3人目はロングヘアにニット帽のアジア系アメリカ人(たぶん)

もう一人は顔が見えなくて覚えていない

 

けど、みんななんといってもおしゃれとメイクに力をかけたんだろうなあ、という印象。

 

イケメンがいたら、あの子かっこよくない?とかこそこそ話して楽しむのかなぁ。

クラスの気になる男子と目授業中に目があってそらしたり、

そのことをあとでこの4人できゃあきゃあ話しあったり

インスタグラムで気になる男子をストーカーしたり、

時には好きな人がかぶって仲たがいしたり、

ある子はみんなの前で好きな子にプロムに誘われたり、

 

するのかなぁ。

 

 

ゴシップガールの庶民版を見ている程に今この新学期は特にかわいく頑張っている子が多くて、一人でほほえましさを感じてしまうと同時に自分の歳を感じ、自分のかわいかった大学1年生の時の片思いなんかを思い出してしまう。

 

 

いい暇つぶし。

 

 

 

(ところでこの子たちのすっぴん登校はいつから始まるんだろう)

 

シカゴの4時間もの乗り継ぎの時に書いたブログ

 

三ヶ月の長い濃厚な夏休みがあっさり終わった。これからこの楽しさを味わった分だけアメリカ生活に励もう。
そう決意できるのはきっと授業が始まり始めた頃だと思うけど。

 

 

アメリカに戻るという意識がないままパッキングをし、空港に着けばなんでここにいるんだろうと思いながら家族に笑顔で手を振り、日本を発つ時に窓際の席から見える夕焼けを見てやっとあれなんかさみしいぞと思い始め、アメリカについた今そばにいて欲しい人がそばにいないことに心細さを感じながら疲れと戦ってる。

クーラーの寒さでぶるぶる震えてる私のそばで余裕の表情でパソコンをいじるタンクトップ男子たち、マックのポテトの脂っぽさ、徐々にアメリカに戻ってきたことを実感してきた。

 

 


そういえば念願の大学院進学という夢を抱えてアメリカにやってきたのはちょうど約1年前。
乗り換えの時間が長かったのでぼーっと思い出し考えてみた。

友達もいない、場所もしらない、大学院という難しい挑戦にもかかわらず多様性溢れるアメリカに夢を抱いてた。その時はオバマ大統領の時だったから彼の近くに行けるのも嬉しかったしモチベーションが上がった。

 

あー、わりとウキウキしてたな

 

アメリカの自由なところが好きだ。空港について大きすぎる空港で一緒に迷子になってゲートを探して最後にまたね!会えてよかったよ!なんて言い合う感じが好き。でもその大きな空港で一番初めに思ったのは、多様性の素晴らしさよりも多様性の中でマイノリティにおかれる自分の立場だった。この中のどれだけの人が白人至上主義なんだろう、日本にいるとマジョリティだけど今はマイノリティなのかという感情だった。

 

 

複雑だ。(きっと機内で、白人が黒人を搾取するスリラー映画を見てしまったから余計に)


マジョリティもマイノリティもそんなものどうでもいいのに、自分で自分をそう思ってしまう。

 

 

でも最終的に、こう思うことにしている。
私は勉強をしにアメリカにきた。その機会も自分が努力して手にした最高のチャンスだ。誰にも邪魔はさせない、と。


1年間、いろいろあった。
差別もあった。
悔しくて泣いたこともあった。
でもその分強くなった。

きっとあと1年弱、卒業するまでまた色んなことがあると思うけれど、私ならきっと頑張れる!

 

 

大人になっても死ぬまで一番心にとめて置きたいお話

 

「君の雑炊を食べたい」の間違いなんじゃない???!

 

映画「君の膵臓を食べたい」を見に行ったと聞いた友達が眉間に皺を寄せてなんとすごい名前!と驚いていた。

まあそういう反応になっても仕方がないと思う。

 

原本を知らなかった私も、最初この題の映画が出ると知ったときはなにかグロめの映画かと思った。

 

だけどこれ、とってもとってもとっても素敵な純愛映画でした。

 

 君の膵臓を食べたい に対する画像結果

 

 

ちなみに今から行く人は、タオル2枚いりますので、覚悟の上…

 

 

 

 

どれだけ泣くかはさておき。

 

この映画を見る前から私最近よく考えることがあった。

 

「男なんて星の数だけいるんだから」というよくあるセリフ。

若い時の私は、恋愛なんてまだこれからの人生の経験として見ていた。確かに男なんて星の数ほどいる。もちろん、今の恋愛に満足していなくて自分が幸せじゃなかったらきっと合っていないのかもしれないし、お別れした方がいいかもしれない。

 

だけど、もしこの人は素敵だ、と単純に心がそう感じたら、本当に大切にしたほうがいい。

小さな芽に毎日わくわくしながら、よしよししながら水をやっていた子供の頃のように、本当に大事にしたほうがいい。

 

相手を悲しませることはしない、裏切ることもしない、素直になる。

全部ひっくるめて、相手を思いやる気持ちを忘れてはいけない。

 

本当にいつなにがあるかわからないから。

 

 

 

そして、この映画で出てくる「星の王子さま」という本。

昔から読み継がれてきた有名なあの本。

あの本の中の、<王子さまが育ててきた一本のバラを星に置いて、地球にある何本ものバラに出会うも、後からあの一本しかないかけがえのないバラの大切さと愛おしさに気付く>というあのシーン。

 

きっとこの映画はそういうことも伝えたかったんじゃないかと思う。

後から気づくなんて遅いんだ、今ここで自分の目の前に在る愛おしいバラ<人>を今この瞬間に大切にしなきゃいけないんだ。って。

 

そういう風に心の底から想える相手なんてそうそう星の数いないから。

 

彼氏彼女に限らず、大切な親友も家族も。

 

 

 

 

 

こんなにも心がぎゅっとなる映画に最近出会っただろうか…

 

映画館で悲しい映画を見ることが嫌いな私が素晴らしい映画だったとここまでおすすめするのだから、絶対に見てください。

 

 

 

アメリカに帰りたい自分と帰りたくない自分

 

DCに帰るまであと2週間ほど。

早めに日本とDCの切り替えをしておかねばと思う。

 

 

日本で出来ることや日本のものが恋しくて3か月も日本にいられるとわくわくで一時帰国した5月。

実際戻ってみるとやはり生きづらいところはある。

例えば帰った時の「太った?」っていう挨拶。

挨拶は太った?じゃなくてこんにちはでしょ、と言いたくなる。「やっぱりジャンクフード多いからそうゆう生活ばっかり?」って。遠まわしに太ったねって言うなよ。(しかも3キロやそこら太ったことなんて私これっぽっちも気にしないから、こちらからすれば、そこ、突っ込むんだねという気持ち)

 

None of your business(あなたには関係ない)って心の中で何回も思ったし、口にも出した。

なんでこんなに私自身がそんなに気にしていない外見のことを、他人に気にされなくてはいけないのか…。

雑誌を見れば、モテ服モテメイクモテ顔!!なんて見出しがずらり。相変わらず異性を意識したファッションばかりで個性なんて見出せやしないじゃんと思う。流行りを追求したい人に反対はもちろんしないけれど。

 

こういう窮屈なところがあっても日本は母国であって、日本が好きだからもっといきいき自由に生きられる国になってほしい、そういう国を作りたいと思う。しかしこんなことを言っているけれど、決してDCが恋しくてたまらないわけではない。

 

 

ブログにも何回も書いたように、DCという特殊な地域にも窮屈なところはある。アメリカ人の友人が「アメリカ人でさえDCで生き抜くのは大変だ」と言っていたことは、私がDCがしんどいとつぶやいたことに対する同情ではなくきっと本心だった。

 

カリフォルニアの方が何倍も気が楽だ。そんなことを自身満々に言うアメリカ西部出身の友人たちが言ったことに今となっては共感する。

 

自由はDCの方がある。発言の自由、個人の自由、なんに関しても、あまり他人に干渉されることはない。あるのは、頭のいい人ばかりが集まる場所でのプレッシャーくらい。いつの間にか自分のしたいことを忘れてしまって、自分の周りにいる人間に勝つためだけのプライドに無意識のうちに押しつぶされる雰囲気がある。そうなってしまったら怖いもんだ。

自分も日本に帰って友人と話して初めてそれに気が付いた。危ない危ない。

 

 

日本の生活が何かとキレイで快適で、なんといってもあの大統領のおかげで今はDCに帰る気力があまりわかないから、最近よくDCに帰ったらしたいことを(無理やり)自分に問いかけている。

 

なにが恋しいかなあ。

 

大好きな会いたい友達がいる。

一人暮らし。

たまに出来る自分時間にカフェで読む時代小説。

今日の夜ごはんは何にしようかなと考えながら歩き回るオーガニックスーパーでのひと時。

バスの運転手さんの降り際の「Have a good night」。

 

 

こう思い返してみると、素朴だなぁ。パーティもバーもお酒も恋しくない。

素朴なことが一番恋しかったりするんだ。

 

日本に長年住んでいた私のアメリカ人の親友がよく言う。

アメリカと日本、両方に自分を存在させられたらいいのに。どうして一か所を選ばないといけないんだろう。

 

私もまさに同じ気持ち。

 

 

自分を世界の一部と考えるか否か

 

 

常に世界を客観視。

 

 

私はいつもそうしていると思ってた。

実際にそうしている部分もある。

例えば、混み合うバー。どっちかというとわいわい騒ぐより、周りでナンパしようとしている男とされようと頑張る女を傍から観察して自分の中で賭けをする派だ。

後ろ斜めで聞こえる男たちのこんな声。

「ほんとこのバーってナンパには最適だよな」

そして斜め前には静かにたたずむ女の子たち。

この男たちはあの女のもとへ行くだろうなーとその勘は5分もしないうちにあたる。

(よし、当たった)

 

こんな風に。

 

 

だがしかし、そういう風に楽しめるなら、客観的に物事をとらえるということに悪いことはない。きっと人生は7割くらい客観的に生きた方が楽しめるかもしれない。

 

でも私はどうにもこうにもそうはいかないことも多々ある。

 

そのナンパを目撃したバーでも気持ちよく酔っぱらっていた自分は気付かぬうちに消えていて、もはや人間観察のためにその場にいるようになる。

 

 

あーまた醜いナンパだなあーとそう思って笑えたら楽しいと思うが、そこから深入りしすぎて、男と女の定義なんかを考え始めてしまう。

友達の話を聞いて、不倫なんてなにやってんのよーそう他人ごとのように笑えたらいいなと思う。どうせ私には関係のないことなんだから。けれどそんな友達の話を聞きながら頭の片隅で、不倫を正当化する人の心理と性格なんかを考え始めてしまう。

 

人は人、自分は自分だし、別に人の目や事情を気にしているわけではないけど、そう考えているうちに眉間にしわがよって、なんて世の中だ。という結論に至ることが8割。

 

こうやって書いていても、どうして自分はこんなにも考えてしまうのだろう、人生はどれぐらいの割合で客観視が必要なのだろう。なんて考えてしまって、終わりが見えない。

 

このままでいいということにしようか。結局この癖は治らないし。

 

でもやっぱり、すべて割り切って100%客観視して物事を笑える友達が羨ましかったりする。

 

「るん」を大切にする

 

一週間に一回完全なるオフdayを作る。 

 

 

これは大学院に行き始めてから始めたこと。毎日遅くまで図書館にこもって、帰って、朝起きてまた図書館、みたいな生活をひっきりなしに続けていたら頭がパンクすると思って、この日までに頑張るという日を作って、その日はできるだけ何も考えずに過ごす。いやこれは、平日勉学に励み、週末遊ぶという過ごし方をする向この学生みたいに、効率を考えても絶対誰もが実践するべきことだと思う…。

 

 

ということで、今日は大事な休息日。

だからといって特別なことはなく、最近の夏バテで食欲もなかったからだをゆっくり休ませていただけ。おかげで今日はしっかりごはんも食べられて、体重も少し戻った。

 

 

 

やることが少しあったので、夜は近くのカフェへ作業をしに出かけた。

試供品でもらったシャネルの香水をシュッと一振りしてみる。

思ったよりいい香りで、るん。 

大好きなライターさんの本を読了した。るん。

 

 

夜、お風呂上りに冷蔵庫にある午後の紅茶に手を伸ばすも、お肌の調子が危うかったので黒豆茶に変更した。大好きな氷のカランコロンって音を静かな夜に響かせたかったけど、クーラーに加えておなかを冷やす原因になるからやめた。

 

今日は一日すっぴんでも過ごせた。

 

特別なことはなかったけど、ちょっとした「るん」が何個かあって、体のケアも出来て今日も良い日でした。

 

あ、夕焼けもキレイだったからもう一つ。

 

 

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「るん」