せっかくの人生だもの。

ワシントンDCから帰国して早2年。大学院で人権、社会、女性問題について勉強してました。帰国後日本でOL中。人生ってなんだろうなぁ〜日々感じたことを書き記して生きたい。

院生のプライドなんかいらねえ

 

こうやって窓に足をかけて、太陽に照らされながらする読書が大好きです。

 

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さっき教授に会いに行ってきました。なんてったって、来週のクラスリードは私の番。ひぇえええ。クラスリードっていうのは、2時間半のクラスを教授代わりになって前に立ってクラスのディスカッションのリードするんですけど、私のリードするトピックは環境問題についての哲学で、はて環境問題をどうリードしようかと教授に助けを求めに行ったわけです。

 

私の哲学の教授は黒髪のくるくるパーマに、もじゃもじゃのひげに、眼鏡は…かけていたかな…いつも哲学者って感じの服装に、知的な手と声と顔をしていて、とにかく賢いから、しゃべるときはいつもなんとなく威圧的な感じがしてリラックスして話せたことないけれど、今日お話しして、少し来週への緊張がとけた気がする。

 

教授は何より環境問題に詳しくて、彼の得意分野であるわけなんだけど(だったら教授がクラスをリードしてくれ)、日本の環境問題への意識とか、私が環境問題で心配している要素のひとつ、climate refugee(環境問題から派生する難民)の話から日本の難民の人たちへのacceptanceの低さとか日本にいる外国人への視線とか、たくさん日本のことについても話せて距離が縮まった気がする。

ただでさえ、特にちゃんと授業についていけてるか心配されてるinternational studentは教授とのコミュニケーションが大事。

 

院生ってプライドが高い人が多いんですよね。アメリカだからそれがあからさまなのかな。「僕は図書館で大学生と一緒に勉強するより、院生だけが入れるリサーチセンターで勉強するんだ」なんて言ってる人もいるし、いろんなフィールドで仕事をしてから院生として勉強している人は、それなりのプライドがにじみでているし。

もちろん20代後半~の人が多いからその気持ちも分かるんですが…そんな人にまみれていて、ああしんどいなあって自分の殻に閉じこもって意地張ったりするときもあって。でも今日教授と話して、2学期目にして、もっと教授に頼ろうと思った日でした。

 

Thank you for your hard work!! って言われて、よっしいいがんばろおお!って思えた嬉しい木曜日の午後でした。

 

院生っていう自覚がまだなさすぎるけど、自分のことを院生だって思わない方が、うまくいくのかも。

 

 

私怒ってます。

 

ユナイテッド航空$800ミリオンダラーの損失。

ということは8億…!!

当たりまえですよね。しかも日本では誤報が流れてるみたいだし、某ニュース番組は非常識にも笑いながらそのニュースを見るという、まるで人種差別も強制的な暴力も他人事かのように…ユナイテッドにもがっかり、日本の報道番組にもがっかりです。というか日本のメディアは人種差別というところを放送していないの????

アメリカにいるからすべての日本メディアは見れないのだけれど、、、すべての局でそこに触れていないのなら、ドン引きです。

あの事件で注目すべき点は、アメリカにどれだけオーバーブッキングという現状があふれているかではないんです。そんなことどうでもいい。それよりも、アジア人である彼が差別的に選ばれて強制的に暴力的に引きずり降ろされて、さらにその行いに対して、航空会社もまるで彼を悪者のように扱ったというところだと思うんです。彼のことを’disruptive and belligerent’(破壊的で好戦的)と言ったというところも決してこの事件で外してはならない事実なんです。そしてまず、オーバーブッキングというよりも社員を4人乗せたくて客をかわりに下すことにしたというのが正式な理由。

少しの言葉の変化でニュースの内容ががらりと変わる。日本メディアはたびたび誤報が多すぎてもう何を信じていいのやら、そしてどれだけの視聴者がその誤報を鵜呑みにするのやら、恐ろしい。

 

しかし、お金を払って利用してるお客様に、流血するまで航空会社側が暴力をふるって引きずりおろすとはいったいなにごとなんだ。

先日のair bnbでのアジア人差別(air bnbの客であるアジア系アメリカ人のプロフィール写真だけで"観光客のアジア人"だと認識され、到着間際で「あなたがこの世で一人の人でも私は泊まらせない、なぜならアジア人だから。」と差別,宿泊拒否された事件)といい、今回の事件といい、アメリカにまたひとつがっかりしました、正直。わたし自身、ここでアジア人なめられてるなあと思ったことも多々。今は、やはり、と思うばかりですね。

 

怒ってます、というか、失望してます。

一度失った信頼は取り戻すのは難しいものです。

 

 

お花日和

 

 

一気に暑くなりました。

ワシントンDC。

ついこの前まで寒かったのに今日なんて28度。夏だねえ。

この間は毎年恒例の桜まつりにボランティアとして参加してきました。桜祭りのくせに桜なんてこれっぽちも見えなかったし、寒くてぶるぶる震えながらだったけど。たった6時間ほどのビールを売るボランティアだけど、やっぱり人とかかわることって素敵だなと思った良い時間でした。ありがとうって言われることのうれしさを改めて感じました。接客業懐かしい。そして思ったよりたくさんの人が日本のことが好きなんだなあと。

 

これは学校のお花。桜ではなさそうだけど何かな。 

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やっとあったかくなってお花も嬉しそう。

 

4月。

 

 

エイプリルフールがあと3時間ほどで終わってしまう。今年もなにも嘘をつけずに終わりそう。ところで私、嘘がとってもへたくそで、友達にちょっとした嘘をつこうとチャレンジするも、すぐに見破られるタイプでした、昔から。

どうやら鼻の下が伸びて、無駄に早口になったり、いらない情報まで提供してしまってすぐばれるらしい。たまに嘘が上手になりたいなあと思います。嘘が上手かったらもう少しうまい世渡りできるのかな、と。

だけど、ついてもついてもへたくそなので、もうあきらめることにしました。

 

私はエイプリルフールでも素直に生きます。

 

ちなみに嘘つくのもへたくそな上に、友達の嘘にはすぐにひっかかります。一番困るパターンです。

 

パンクしそうな頭、少し復活

 

 

学校にあるアートセンター(音楽ダンス映像アートを学ぶ人たちの建物)でアートとは全く関係のない、世界の子育てについての読み物をしています。今日は一日中雨。どんよーりした曇り空にしとしと雨が降っていてひんやり寒い。これからまた降るのかな。大きな窓ガラスの近くの小さなソファで体を丸くしてリーディング。狭いところが大好き、おまけに薄暗いところが大好きな私にとっては絶好の場所と絶交のお天気かもしれない。夜が近づくにつれて集中力が上がる。

 

もう少し早くエンジンをかけたいところなんですが。

 

アートセンターだけあっていつもここに来ると、クリエイティブな人達が行き来していて、しかもみんな何を学んでいるのかわからないから人間観察が楽しい。この人はピアノが弾けそうだな、この人はカメラを抱えてるどんな写真撮るのかな、この人は声がいいから演劇部かな。とか。学校の中でも1番と言っていいほど落ち着く大好きな場所。

 

 

一人でここの建物にこもるのは前学期ぶりなんですが、どうやら私は忙しくなってストレス(らしきもの)がたまると、静かな場所に癒しを求めに来るらしい。前学期は自分に余裕がなくてここにたくさん来ていたけれど、今日久しぶりに足を踏み入れると、やはり。落ち着く。余裕がなくなっているのかもしれないな。

自分の脳で感じる前に体が癒しを求めに動いているのを感じてます。

 

自分が勉強する国際関係学を学ぶ人が集まるビルはたまに、息苦しいんだ。プライドが高い人も多くて(いいことだけど)、疲れるんだ。今日はとーってもいい気分。やまずみになったリーディングもリサーチも、やるしかないですね。タイムマネジメント

ふう。

 

 

あ、また土砂降り。

 

それでも地球は回ってしまう…

 

 

ああああ金曜日が近づいてくる、もうすぐでまた一週間が終わるという達成感と安堵を感じていると同時に、時間止まれーまだ今学期終わる準備できてないよーと心の中で叫んでいます。どっちかというと後者の気持ちの方が大きい。今学期終われば、たいせつな友達がたくさん卒業してしまって悲しいし、これから4月に向けて山ほど、死ぬほど、いやもう自分が忙しいという自覚をもてないほど多忙になるのに、もう木曜日。

 

 

最近どう?って聞かれるたびに、一言目に忙しいって言う人にはなりたくないけど、今は忙しい以外の形容詞がわからない。

How are you?って聞かれたときの I'm good なんて、思ってもない時も口から出る定型文も、今は、出ない。

 

昔は金曜日が来るたびにやったー終わったーなんて思ってなかったのに。週末のビールがおいしいなんて思わなかったのに。そんなに呑めないけど。

 

 

一番でなくてもいいの、愛してくれているから。

 

 

大人になるにつれて頻繁に聞くそのセリフに心が複雑な気持ちです。

 

もう今や毎日のように聞いてるんじゃないかってくらい周りにはゴロゴロとそんな女友達がいる。そういう状況って、本当に割り切っている人と、そういう状況に依存してもう抜けられない人とパターンがあると思う。だけど一つ確実なことはたとえ彼女より、奥さんより愛しているよっていう人が実際にこちらに振り向くことはないってこと。そしてもう一つ、その状況に依存したときに限っては、もう一生その状況に身を置かないとダメな人間になっているということ。もしかしたら私に振り向くかも、いや今でさえ私の方が好きに決まっている、そんな気持ち、ただの自己防御から生まれるニセの安堵感。そして、その安堵感は優越感に変わり、いずれその相手以上に優越感に恋をするようになる。純愛なドラマや映画の裏に生まれる、世の中そんなものばかりだよというセリフ。聞くたびにもう聞き飽きたよやめてくれって心の中で叫ぶ。大人になるってこんなに暗黒に満ちた世界に足を踏み入れるってことなのかしら。

 

大人になることって思ってた以上に素晴らしくて、思った以上に残酷よね。

 

2回も連続で恋愛について語っている私、恋愛評論家ではありません、凡人の心のうちを綴っているだけです。